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弊財団では、グローバル人材の育成という視点から、日本国内の高等教育機関の国際化を側面よりサポートすべく、特に中国・香港・台湾等の漢字圏各国からの日本留学希望者の受け入れを推進するため、 各国の高校や大学との 交流を積極化しておるところです。
そんな中、定例化してまいりました弊財団主催のシンポジウムで、香港の高校生の進学・留学事情について、ご紹介したいと考えております。
まず香港では大学進学希望者に対して、香港内の大学数が圧倒的に不足しているという状況があります。
大学進学希望者の実に75%が、香港内の4 年制大学に進学する事ができず、彼らは香港の専門学校や海外の大学に留学することを余儀なくされています。
一方、2015 年度の日本政府観光局訪日旅行客統計によると、香港の人口の2割以上が訪日しており、香港の人々が日本という国に大きな関心を持っていることは明白ですが、実際日本に留学する学生は極少数にとどまっており、留学先の主流は、中国大陸や英国、さらには台湾であり、日本の大学はアドミッションやプロモーションの問題から、他国に大きく水をあけられているのが現状です。
なお、香港の学生は、母国語である広東語のほか、北京語や英語など、3 ヶ国語以上の言語を巧みに操る類まれな才能を持っており、日本企業が必要とするグローバル人材の宝庫であるといえます。私どもが昨年12月に実施した「2017 年4 月入学・日本大学連合学力試験」に参加頂いた各大学の関係者様からも、香港の学生達の言語能力に、非常に高い評価を頂きました。
この様な状況の中、弊財団と日本留学支援協会(香港)の合同企画として、香港教育局から正式許可を頂き、香港の現地高校の校長や進路指導担当教員向けの日本留学視察ツアーを実施することとなりました。
今回の視察では、留学先としての日本の魅力や優位性を直接肌で感じて頂き、帰国後自校の留学希望者に日本留学を推奨頂くとともに、香港の高校に日本留学という選択肢を定着させることを目的としています。
つきましては、日本の大学の関係者の皆様に、来日される香港の先生方から留学事情を直接お聞き頂き、さらに直接交流して頂ける場を設定いたしました。
ご多忙中であるとは存じますが、お繰り合わせのうえ、ご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
(1)第一部(14:30 ~ 16:20)
・主催者挨拶
一般財団法人 日中教育医療文化交流機構 会長理事 鈴木 寛
・来賓挨拶
文部科学省 御担当者(予定)
・香港の留学事情 (国内大学進学率25%の現状と他国進学状況)
天主教伍華中學 校長 劉柏齡 Lau Pak Ling
天主教培聖中學 校長 蕭思銓 Siu Sze Chuen, John
・台湾の成功事例紹介 (香港からの留学生受入れを数百人から数千人まで急拡大させた施策と事例)
山形大学 客員教授/アジア人材資金構想 元プロジェクトリーダー 加賀 武志
・香港の日本留学事情 (日本留学を希望する生徒の現状と課題)
日本留学支援協会 理事長 楊 經航 (ヨウ ケイコウ)
・JPUE 香港開催報告 (日本大学連合学力試験(JPUE)の開催報告)
一般財団法人 日中教育医療文化交流機構 スタッフ
(2)第二部(16:30 ~ 17:30)
・意見交換/ 質疑応答
コーディネーター | 東京工業大学 名誉教授/留学生教育学会 前会長 廣瀬 幸夫 |
コメンテーター |
文部科学省 御担当者(予定) 山形大学 客員教授/アジア人材資金構想 元プロジェクトリーダー 加賀 武志 香港校長団日本留学支援協会 理事長 楊 經航 香港校長団 |
・名刺交換会・個別懇親
一般財団法人 日中教育医療文化交流機構 スタッフ
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