2020 年留学生受入30 万人の目標達成のため、貴学でも様々な施策を投入されておられることと存じます。
既存スキームにおける、海外留学生の直接受入窓口である日本国内の日本語学校の受入留学生数は年々増加しており、新規日本語学校の設
置も進み、日本全体の留学生受入は順調に進んでいるかのような印象です。
しかし、日本語学校卒業生の大学への進学率は、ここ数年減少が続いており、ある意味、日本語学校に在籍する留学生の“質の変化” が生まれて来ているようです。
一方、選抜・教育・卒業認定の3 つで構成される、社会で活躍できる人材、卒業生の質担保を目的とした、「高大接続改革」も山場を迎えています。
ともすると、この高大接続は国内にのみに目が行きがちですが、グローバル化が加速する現代の日本においては、卒業生の質担保という本質的な目的から見れば、留学生のそれも、同様の視点が必要であるといえるのではないでしょうか。
このような状況を踏まえ、本年度3 回目となる次回シンポジウムでは、「グローバルな視点から高大接続を考える」をテーマに、国内の高校教育課程に準拠した「日本大学連合学力試験」(JPUE/Japan University Examination)を通して、各国で実施されている「統一試験」等
の外部スコアを活用した、貴学にふさわしい留学生の受け入れの具体化について、各方面からご説明させていただきたいと存じます。
なお、弊財団が運営する、海外からの学部留学生の直接受入を実現するワンストップソリューション「日本大学連合学力試験」(JPUE)は、2014 年の7 月、中国からスタート、現在では、「中国」・「香港」・「台湾」・「マレーシア」4 カ国で実施、合計志願者数は1000 名を超える
規模にまで拡大してまいりました。また、2018 年4 月留学生を対象とした本年12 月からスタートする新年度試験では、さらに新試験地「フィリピン」を追加、今後の非漢字圏での拡大を視野に入れ、積極的に推進しているところでございます。
最後に、蛇足ではございますが、従来、中国を中心とした漢字圏の華僑師弟をターゲットに本活動を進めてまいりましたが、さらなるグローバル人材の受入推進という視点から、アジア全域での活動拡大を視野に入れ、10 月1 日より、
財団の名称を「一般財団法人 日中亞細亞教育医療文化交流機構(JCAEMCE)」と変更することとなりましたので、お知らせ申し上げます。
・主催者挨拶
・来賓挨拶
・基調講演「大学入試改革が目指すものと海外統一試験の類似点」
・基調講演(香港⇔東京)「香港の統一試験HKDSE の特徴~今後のJPUE との連携」 ※英語講演
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・PV 放映 「JPUE(日本大学連合学力試験)の紹介」
・パネルディスカッション「グローバル視点から見た『大学入試改革』」
コーディネーター | 一般財団法人 日中亜細亜教育医療文化交流機構 代表理事 鈴木 寛 |
パネラー |
学校法人河合塾 教育イノベーション本部 副本部長/ 教育企画開発部 部長 近藤 治 株式会社 大学通信 常務取締役/ 情報調査・編集部 ゼネラルマネージャー 安田 賢治 他 |
・「2018 年度4 月入学JPUE」概要と新試験地「フィリピン」紹介
ご不明点等があれば下記にご連絡ください。